魔女の気持ち

とあるアラフォー女の胸の内

自分の悪口が書かれたメール

苦手な知人がいる。

 

私は基本的には苦手だなぁと思うと、少しずつフェードアウトして疎遠にしてゆくのだが、この彼女だけは何度お誘いを断っても何度も誘ってくる。

 

さすがに大人なので邪険にはできなくて、3回に1回程度はお茶に付き合うというのがもう10年近く続いている。

 

 

彼女は、悪人ではないと思う。

 

私自身、何か攻撃されたりしたこともない。

 

では何が苦手なのかというと、言い方が難しいのだけれど....なんかズレている。

 

いつも「うちにお茶しに来て」と誘ってくるのだけれど、行くと必ずご主人も一緒にお茶をすることになる。私とご主人は別に元々知り合いとかでもないので話すこともないのだけれど、同じテーブルに座っている。

 

 

そして自分は特別だと思っているようで、とにかく自慢話が多い。

 

家族旅行に行っている時に突然「今◎◎に旅行中です」と家族写真を送ってくる。(もちろん私か何か連絡しているわけではなく、突然それだけを送ってくる。)

 

 

同じように、お雛様や兜を出したと写真を送ってくる。

 

しかもこれらは、私にだけではなく様々な人に送りつけているようで、中には未婚の人や子供のいない人にも送っているようだ。

 

まぁこのように、別に攻撃をしてきたりはしないけれど...不快指数の高い人という感じ。

 

 

そんな彼女から、なかなか衝撃的な話を聞いた。

 

 

とある日の夜遅くに、とても仲良くしていた人から彼女に届いたメール。

 

そのメールには彼女の実名入りで、かなり長い悪口が書かれていたそうだ。

 

 

「〇〇さんにこんなこと言われた」

 

「あの人って本当にデリカシーがない」

 

「何回断っても誘ってくる」

 

「自分の自慢話しかしない」

 

 

どうやら、単身赴任中の夫に送ろうと思ったメールを間違えて、悪口の本人に送ってしまったらしい。(LINEではなくメールだったので、送ってしまった人はもう取消とかできなかったみたい。)

 

 

その話を聞いて内心驚いた。

 

うわっ!!!みんな同じこと思ってるんだ!!って。

 

 

そして地獄みてぇな話だなって思った。もちろん、相手の人が気の毒すぎて

 

彼女はこの話を私にしながら落ち込む様子などなく、ただ烈火のごとく怒っていた。

 

 

 

私は何かストレスを感じることが起こった時に、いつもこの話を思い出してしまう。

 

だいたいのことは「この時のメールを送ってしまった人よりはマシ」と思うことで、乗り越えることができる。