最近はリアルタイムでTVを見ることがほぼなくなったので、CMを目にすることもめっきりなくなった。
正直、それはとても快適だな~と思う。
数年前までは目にするたびに不快になるCMがいくつかあった。
私がとても不快に感じるCMには共通点があって、どれも「感動させようとしている」ということ。
1つは、葬儀社のCM全般。
「家族」の絆や家族への感謝が押しつけがましいものが多く、感動させようとする感じが凄く嫌い。
そしてそのCMを見た親世代が子世代に「ほらぁ~もっと親孝行しとかないと、私が死んじゃったら後悔するわよ」みたいなのがセットになりそうな感じも嫌い。
2つ目は、ちょっと前のアフラックの介護保険のCM。
もちろん出ている俳優さんたちは何も悪くないし、描かれているのは優しくて親孝行な息子。
そしてこういうCMは一般的にはいい話で、多くの見ている人の心に残る...ものなんだと思う。
だから、私の性格が悪いのは大前提として....私はこういうCMを見る度にモヤモヤしてしまう。
「家族ってこうあるべきだよね」
「これここそが家族だよね」
「長生きって幸せなことだよね」
みたいな押しつけを感じるからだろうか。
親子関係で感動を誘うようなCMを見ると、小さい頃からの何気ない「あなたが親の面倒を見るんだよ」とか「長男なんだから親の面倒を見るのが当たり前」とか「子供は親を大切にしなければいけない」のような、大人によって植え付けられる価値観が子供を縛り付けるんだよ!という気持ちになる。