魔女の気持ち

とあるアラフォー女の胸の内

24時間テレビに想う

毎年恒例の24時間テレビ。

 

そして毎年恒例の「これは本当にチャリティ番組なの?マラソン必要?障碍者を見世物にしてない?もうこんな番組やめちまえ!」批判。

 

昨年は募金の横領事件もあり、今年は特に批判の声は大きいように思う。

 

 

私が子供の頃は、毎年多くの家で24時間テレビが見られていて、翌日の学校では必ず「見た?」と話題になっていた。

 

私ももちろん見ていたし、「チャリティー」という言葉を知ったのもこの24時間テレビだったと思う。

 

 

しかし大人になると、私も番組に対して疑問に思うことも多くなった。

 

それはきっと、子供の頃は完全に正義だった「チャリティー番組 24時間テレビ」が、実は「一般人にチャリティーを呼びかけるビジネス番組」と知ってしまったから。

 

別にビジネスが悪いなんて思っていない。

 

ただ、ビジネスなら「チャリティーヅラ」はしないで欲しいなぁ...と、世の中を知った大人は思ってしまう。

 

 

YOSHIKIさんのようにご自身で「過去も今回もギャラはいっさいもらいません」と表明されてる方もいらっしゃるし、やすこさんや兼近さんはマラソンでギャラはもらっていないとご自身で言っていた。

 

今までにも、もらった出演料を全額寄付した方もいらっしゃるみたいだけれど....そういうことをわざわざ公表するということは、そうではない人がいるということで。

 

番組を続けていくのならば、もう全員ノーギャラで出演し、CMなどの広告収入も利益部分は募金に回すなどして「日本で唯一のチャリティー番組」として放送すればいいのにと思う。

 

「出演者は全員、完全ノーギャラで出演しています」と発表されるだけで、この番組に対しての印象が変わる人はたくさんいると思うから。

 

また「チャリティー番組」と堂々と掲げることで、参加したいと思う著名人も一般人も多くなると思う。

 

 

 

私自身は(このままの姿勢・内容でいいとは思わないが)この番組が悪だとも思わないし、意味はあるのではないかと思っている。

 

何よりも1番大きな意味は、テレビ放送することでたくさんの人が「知らないことを知ることが出来る」ということ。

 

今年で言うと、能登の現状や児童養護施設のことなど考えさせられることもあったから。

 

 

 

今は一般の視聴者だって、情弱ではない。

 

毎年毎年繰り返されるこの番組批判は「チャリティーヅラ」に辟易しているのに加え、本当に頑張っている方々の裏で私腹を肥やしている人の存在がチラつくからではないかと私は思う。